「ホルモン」という言葉を辞書で調べてみると
~内分泌腺から分泌されて諸器管の作用の調整をする物質
とあります。
女性として生きていると、
生理が始まってから更年期、そして更年期以降。自分の人生に「ホルモン」という言葉がずっと付きまといます。
女性の代表的なホルモンは、
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類。

その他さまざまなホルモンがありますが、その分泌のコントロールは大脳の視床下部が行っています。そして、指令を受けて分泌したホルモンは、
血液やリンパ液とともに全身に行き渡ります。
その視床下部が行うコントロール。環境の変化やストレスなどの体への刺激が脳に伝わり、分泌のバランスが崩れ、体の不調が起こってきます。

それから『自律神経』
これもホルモンと同じ視床下部がコントロールしている関係で、
ホルモンが崩れると自律神経も乱れてしまう。自律神経が乱れるとホルモンのバランスも崩れるというように、
とても密接な関係です。これこそが、
「ホルモンバランスの乱れを整えるために自律神経を整えましょう」とお伝えしている理由です。
スッキリ健康に暮らすということは、自律神経とホルモンを乱れさせないこと。
過剰・過少分泌も体調が崩れます。何よりも大切なのはバランス。
過剰・過少分泌も体調が崩れます。何よりも大切なのはバランス。

ひとが意識的にコントロール出来ない部分なので難しい部分ですが、
心を穏やかにする時間を作ったり、食べ物で補ったり。。
自律神経を整えたり、バランスを保つことを意識して、ホルモンと上手に付き合っていきましょう。
便秘とホルモン
女性は生理前や排卵時に便秘になる傾向がありますよね?
女性ホルモンのプロゲステロンが、胃や腸に影響すると言われています。生理前の女性の体は、代謝を悪くして水分を保ち、赤ちゃんを育て守る準備をするようになっていくので、大腸の腸壁からも水分が吸収されることで便が硬くなります。だから普段便秘がちなひとは、
周期によって、より一層気を付ける必要があります。
更年期とホルモン
閉経が近づく年齢の前後10年を『更年期』と呼んでいます。
女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少することに、体が追い付いていかず、生活に支障をきたすほど体調を壊すことがあります。これが「更年期障害」です。